POSTED / 2023.09.01
手のひらの宇宙、片手には現実。
みなさんこんばんは!
プンダミリア・スプン
オーナーの木下志磨子です。
イチジクの季節ですね。
私の実家長野は高原なのでイチジクは
もらいものかなにかでしか食べたことはなく、
関西に来て、しかもここ10年ぐらいで途端に好きになって
毎年この時期はイチジクを食べない日はないほどです。
無花果、って書く通りお花の咲かない実だと思っていたのですが
なんと、中の白いツブツブがお花なんですって!
・・・・・スタッフのブログで知りました(笑)
https://www.pundamilia.jp/staffblog/
これをあたかも自分の知識のように言ってしまいました、
すみません。
さて、福井県の恐竜博物館
行ったことありますでしょうか?
私は先日初めて行ってきました。
京都から2時間ほどで行けることすら知りませんでした!
意外と近い・・・そして電車の本数も結構あるので
日帰りが余裕の場所です!
恐竜博物館・・・・恐竜の博物館。
恐竜はもういないし写真もないので
想像上の生き物・・・
なんかしっくりこない。
というのが私のイメージで・・・
すみません、恐竜好きのみなさん。
しかしここは恐竜博物館ではなく
地球の歴史博物館といっても過言ではないのでは?
っていうほど地球誕生から現在に至るまでの
不思議なことを少し知ることができた気がします。
正直、恐竜ってホントにいたの?ぐらいに
思っていましたが・・・いたんですね~。
それを地層から紐解くというのが
面白いところです。(何をいまさら?!)
2億年前のことを地層から想像する。
そして植物や生物が生きていたという歴史を紐解いていくのです。
なぜ生物が地球に誕生したのか
なぜ恐竜は絶滅したのか
なぜまたそこから新たな生物が生まれ、
それは恐竜ではなくもっと小さくなっていったのか?
それはあとから想像することしかできないのですが、
その証拠となる地層が物語るものを
熱心に研究して見ていくと
わかるということですね!
地層には何が?そう、化石です。
化石しか頼るものがありません。それを
全世界があげて発見していくのです!
これはもう本当に地道な世界。
自分が生きている間にわかることが
あるかどうかもわからない世界。
そもそも研究というものが
そういう作業なのだと思います。
(私には・・・私には無理です(笑)。頭が下がります)
この博物館にはそういった化石から石から宇宙の
歴史を物語る証拠のようなものがたくさん展示してあり、
まざまざと本物にふれて思い知らされました。
本当に、恐竜はいたし、地球は
こうして育ってきたんだと。
石にはパワーがある!といいいますが
要するに太古から受け継がれた自然の鉱物で
その太古のパワーが備わっているといわれることも、
なんだかちょっとわかるような気もします。
実際に触ってみてなんとなくいろいろイメージして
その世界に入り込んでしまいました。
宇宙の神秘といいますか、
宇宙ってそこはかとない世界。
人類誕生からたった200万年ほど。
地球が誕生してから50億年といわれていますが
そのレベルから考えたら
恐竜のいた時代は割と近い(笑)。
将来人間という生き物がいたこと、
ちゃんと残るのかな。
いや、それを知りたいというものが
もういなくなっているかもしれませんね。
あと1億年後ぐらいには人間はいないのかもしれません。
そう思えば人間なんてちっぽけなものです。
そう思えば地球の温暖化が進んでいて
どうしようと困っているのは本当は
環境の問題ではなく宇宙レベルで考えたら
誤差だったりして・・・
とか!
だったとしたらいつ地球はどんなふうに滅びるのか?
そもそも滅びるってなんだ。
人間にとっては人間が滅びることだけど
地球は50億年も続いているではないか!
人間がとやかく言う問題ではないし
偶発的に誕生した、たまたまそこに生まれた人間。
国が誰のものなのか、
だけで戦争して争っている意味って何?
学歴とか職業とかで争うって何?
地球はだまっていてもそのうち
何かで滅びてしまうのに!!!
なーんて、化石発掘体験した
化石を手にぐるぐる考え、
壮大なテーマで頭がいっぱいの私の
手の中の携帯のリマインダーが鳴り、みれば
今日の夕ご飯の買い物のメモ・・・
あ、そうそう、卵がない、酢も買わないと。
なんというギャップ。
左手には1億年前の化石
右手には去年買い替えたiphone14。
こんな自分に笑ってしまいます。
そう。人間がちっぽけとはいえ
普通にご飯食べないと生きていけないし
そのために働かないといけないし
その働いてくれている人のために私は
きちんと会社を経営しなければいけないし。
宇宙と晩御飯のギャップを埋める作業が
だーーーーーっと頭の中で行われて
無事、現実に引き戻されたのでした。
宇宙レベルで考える必要がない
と思わないでください(笑)。
それでもこうして感情をもって
言葉をもって、考える脳をもって
偶然にも生まれてきた人間ですから
感情を大事に、けれど細かいことで悩まず
いい人生だったといえるように
精いっぱい生きたいと
思うことは、、、、
宇宙の歴史を垣間見たとしても
変わりません。どころか
ちょっと一日を大切にしようと思えた気がします。
なんだか、壮大なテーマが
私をおかしくさせてしまっていますが
なんとなく伝わればうれしいです。
ということで今日も一生懸命
楽しく行きたいと思います。